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「ロボット」というよび名は1920年にチェコの劇作家カレル・チャペックが、チェコ語のロボータという言葉から作りました。
ロボータ=苦役・奴隷を意味する。 |
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「人間の命令にしたがってどんな仕事もこなすロボット」という考え方は意外に古く、何と今から約2800年前のギリシャ!
ギリシャ神話「イーリアス」というのお話の中で、火の神ヘパイストスによって作られた人間の少女そっくりの黄金製ロボットが登場してくるのです。
他にもクレタ島のガードマンとして作られた青銅製の人間「タロス」や泥で作られた人造人間「ゴーレム」などの伝承があり、これらのロボットがつらい仕事や自分たちを守ってくれる仕事を人間の代わりにしてくれることを昔の人たちは期待していたのです。
しかしそれは、まだまだ想像の世界でのことでした。 |
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1700年頃のヨーロッパでロボットの原型ともいえる「からくり人形」が誕生!
この頃ヨーロッパでは多くの自動人形(からくり人形)が作られていていました。中でもヴォーカンソンの作った「アヒル」やスイスのジャケドロス父子が作った「オルガンを弾く人形」などが有名です。
日本でも江戸時代の後期にはからくり人形が作られていていました。
「茶運び人形」や大野弁吉の「三番叟(さんばそう)」からくり儀右衛門の「童子盃台(どうじはいだい)」などがあります。 |
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| 1200年頃のルネサンス期に連続した力を規則的かつ段続的に変える装置「脱進機」が発明されました。 |
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この脱進機は、2000年前にギリシャの技術者ヘロンが作ったいろいろな自動装置の技術をもとにして発明されたもので、自動からくり人形は脱進機の技術を中心に作られています。身近なところでは、時計に使われている技術です。
この脱進機のからくりは、「力を発揮すること[ハード]と情報を操ること[ソフト]」の二つの考え方を示していて、ロボットはハードとソフトからできているという「第1の原理」が導かれます。 |
1780年頃、産業革命の初めにワットという人が蒸気機関の回転数を望み通りにあやつる「調速機」を考案しました。
この調速機は「フィードバック方式 原因と結果を比較して訂正動作をさせる」という制御に関する考え方を示し、ロボットの「第2の原理」となっているのです。現代の産業ではどこにでもこのフィードバック方式が取り入れられています。
このように「ハードとソフトを持ちフィードバック方式を備えている」という2つの原理をロボットは備えています。 |
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| 1800年代になって小説にロボットが登場してきてから、ロボットという存在や考えが一般の人々に広く知られるようになりました。 |
| 1800年代に発表された代表的作品 |
1900年代に発表された代表的作品 |
・シェリー:フランケンシュタイン
・ゲーテ:ファウスト (人造人間ホムンクルス)
・ホフマン原作バレエ:コッペリア
・コロディ:ピノキオ
・リラダン:未来のイブ(アダリ) |
・ヘルボウ:メトロポリス(マリア)
・デル・リイ:愛しのヘレン
・ライト:自動人形 |
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1950年に発表されたアシモフ「われはロボット」という小説をの中で「ロボット3原則」というものを設けました。
それは、ロボットとは「人間に危害を及ぼしてはいけない」「人間の命令に服従しなければならない」「自らを守る」として、人間のために存在するロボットはこの法則をもたなければならないと提唱したのです。
現在のところこの「ロボット3原則」をもったロボットは誕生していません。 |
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1950年頃にロボットの誕生に欠かせない電子計算機すなわちコンピュータが発明されたのです。
たくさんの情報を処理することのできるコンピュータの発明により、ロボットの「第1の原理」である「ソフト」を実現することができるようになったのです。これによりロボット開発は飛躍的な発展を遂げるのです。 |
| 1954年のデボルのモデルをもとに1958年に設計され、1962年にはアメリカで「バーサトラン」「ユニメート」という2種類の産業用ロボットが初めて製品化されました。 |
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| バーサトラン |
ユニメート |
| 人類が約3000年も前から期待していたロボットの誕生がやっと実現したのです。そして1980年には、日本の産業用ロボットが全盛期を迎え世界中の産業用ロボットの半数以上を占めるようになりました。大きな工場のつらい作業から超精密な仕事、危険な場所での作業まで、ほとんどをロボットが引き受けているのです。 |
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ギリシャの哲学者アリストテレスは「奴隷がいなければ人間になれない」とロボットの必要性を述べ、1948年にロボットの概念を明確にした「サイバネティクス」を著したウィーナーは、「これから人類は新たな機械的奴隷をもつことになるだろう」と予言したのです。
人間は機械装置をつくり出し、人間の奴隷化を止めようとしました。実に長い時間がかかりました。 |
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1998年にはヒト型の2足歩行ロボットが完成し、ペット型ロボットも発売されました。
人工知能(AI)をもち、人の声に反応し、人間の仲間が誕生したような気になります。
21世紀は「人間とロボットの時代」になるのかも知れません。 |
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